ルイス・ボンファ

「Bossa Nova Sambalero」(1993)というアルバムが気にいって朝によく流しているのだが、中でもマリア・トレード(Maria Toledo)の「Sambalero」のメロディが妙に心にフィットする。で調べてみると、なんだ旦那の作った曲じゃないですか。あの「黒いオルフェ」…

わが心のどら焼き

ゆうべ『世界ニッポン行きたい人応援団』の「どら焼き」の回を見ていてあまりに美味しそうだったので、明日、歩いて買いに行こうよという話になった。歩ける距離にどら焼きが売りの和菓子屋さんがあるのだ。念のためにHPをチェックすると10〜14日までは臨時…

ジョアン・ドナート

Bossa Novaといえば、巨星アントニオ・カルロス・ジョビンに、並び立つジョアン・ジルベルト、といったところだが、もうひとりの天才と呼ばれながらいまいち輪郭のはっきりしないジョアン・ドナートJoão Donato については、これまでじっくり聞くということ…

年末年始の本

年末にご贔屓の「買取王子」で本を3冊買った。 愛知県にあるネット宅配買取サービスの会社だが、「もったいない本舗」と合わせてここで古本を買って裏切られたことがない。ほしい本でこの2店からの出品があるときは迷わず古本を買うようになった。 前から…

ルーティーン

朝刊連載の益田ミリ「オトナになった女子たちへ」が10周年を迎えたそうな。「さまざまなできごとによって人の心は変化していく。わたしもまた次の10年で変わっていくのかもしれません」とあって、そういえば退職してもう10年になるんだ、としみじみ思う。こ…

土曜の朝と日曜の夜の音楽。

始まりは「Diana Panton for Quiet Corner」という新譜だった。ダイアナ・パントンとは浅からぬ顔見知りだったが、クワイエット・コーナーとは、はて何だろう。 調べてみると、HMVのフリーペーパーの名前だという。HMVは世界展開している英のレコード販売店…

スープジャー生活

スタートが2020年の1月だから、スープジャー生活も2年めの半ばを過ぎた。 THERMOSのホームページでレシピを担当しているお弁当研究家・野上優佳子さんの『スープジャーで楽するお弁当生活』を見ながら、最初のジャー選びも楽しかったし、毎日の調理は何よ…

このごろの音楽生活

スーパーで買い物の途中、BGMで流れてきた聞き覚えのある旋律に思わず手が止まる。そういえばピアノトリオなんてしばらく聴いていなかったよなあと懐かしくなって、帰ってから古いHDDを引っ張り出してくる。 還暦を迎えたころ、大人のJAZZを楽しめるようにな…

高齢社会白書

昨日発表された内閣府の『高齢社会白書』によると、「家族以外で相談や世話をしあう親しい友人がいない」と老人の31.3%が答えていて、高齢者の孤立が深刻な課題になっているのだという。 なんだ、ヒトリなのはオレだけじゃないんだ、と素直に思う一方、何か…

トンイとの60日

大好きなハン・ヒョジュがヒロインを演じて国民的人気を得たと聞く韓国ドラマ「トンイ」を、CSでやるというので早速チェックすると、なんと全60話もあるという。 もとより興味も知識もない朝鮮王朝時代の歴史ドラマである。隠居がいくら暇だからといって最…

リカバリーガン

髪を伸ばしはじめた可愛い孫に大風量のドライヤーを買ってやろうと検索している時だった。L字型のものに敏感になっていたせいで目がとまったのであろうそれは、しかし先端に大きな丸いものがついていて、どうみてもドライヤーでもないし電動ドライバーでもな…

誤作動する脳

陽射しの中、年配の女性がやわらかく微笑んでいる。その写真の上に「時間感覚 失われても」というタイトル。ああまた認知症の記事か、と申し訳ないが瞬時にスルーしようとする。たぶん自分に思い当たるのが嫌で、脳が避けているんだろう。 写真の人は、朝刊…

オシリを洗うのはやめなさい

こんなタイトルの本の広告を見たのは2月の最終日だった。いつも読書しながら優雅な洗浄タイムを(いつもちょっぴり長めに)楽しんでいる隠居はドキッとしたのである。 オシリの洗浄・オシリ拭きの使用が逆にオシリトラブルの原因になっている、と知ってショ…

マイナンバーカード顛末

運転免許証から健康保険証まで、これからはマイナンバーカードが必須、といわんばかりの喧伝に煽られて、そうなってからバタバタするのも嫌だしとついにわが家でも申請に及ぶことになった。写真さえあればパソコンからできるというじゃないですか。 ところが…

おやじのせなか

「おやじのせなか」という新聞のコラムで、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが幼稚園の頃の記憶を書いている。 その日はないことに父の膝の上で絵本を読んでもらっていた。子供にとってはかけがえのない思い出であるはずなのに、幼い私は、つっかえつっ…

ボーダー二つの世界

1日たっても異界からもどってきたような感覚が抜けない、こんな映画は初めてである。まったく予備知識がないまま「ボーダー 二つの世界」(2018)を見た。正解だった。あらかじめ知っていたら初めから見ようとは思わなかったろう。 旅客が歩いてくる長い通路…

母の引っ越し

長く一人暮らしをしていた母が、少しずつできないことが増え、心細さを訴えるようになり、ついには介護付きホームに入居するに至ったのは、95歳の時でありました。ところが建物の老朽化につき、少し離れた場所に新築移転するとのこと。いやこれはたいへんな…

花子と先生の18年

歳を追うにつれて共感力をどんどん失いつつある隠居も、時にどうしたのかと思うほどエモーショナルになってしまうことがある。フジテレビ「ザ・ノンフィクション」の『花子と先生の18年〜人生を変えた犬』を見ているときのこと、何度も声をあげて嗚咽しそう…

坂之上洋子さん

自分の気持ちを見失ったとき指針にしたいと思える人に、坂之上洋子さんがいる。 始まりは、ブックオフでたまたま見つけた岩波ジュニア新書『なんにもないけどやってみたープラ子のアフリカボランティア日記』だった。著者は「栗山さやか」さん。 109のショッ…

愛と銃弾

イタリアのアカデミー賞で作品賞など5部門制覇という鳴り物入りの映画『愛と銃弾』に、2度めの挑戦。ネットでも、唐突過ぎるミュージカルと主人公の身勝手さにはついていけない、という評があるように、私も一度はしっかり挫折した。しかし今回は面白かっ…

マドンナと出会う

映画『ジェイソン・ボーン』シリーズのスピンオフ・ドラマとしてTV放送された「トレッドストーン」。ここで訓練された”セミ”のひとりとして登場したのが、ハン・ヒョジュという女優さんとの初めての出会いでありました。 北朝鮮に住む平凡でおとなしい主婦が…

しんてん

料理研究家・引頭佐知さんが広告代理店に勤めていた若かりし頃、昼休みにいつも美しいハーモニーを聴かせてくれる2人の同僚がいた。1973年、その”川口っち”と”星のっち”は「星と川」として自主制作でわずか50枚のレコードを作り、「しんてん=親展」と名付…

宿無し弘文

スティーブ・ジョブズが禅に傾倒していたことは聞いていたが、「誰に」というところまでは知らなかった。新聞の読書欄で出会った、柳田由紀子さんの『宿無し弘文』こと、乙川弘文である。 京大大学院で仏教研究を修めた超インテリ、国際布教師としてアメリカ…