ドラマの日々

 めっぽう面白かったイチ推しの韓国ドラマ『カイロス 運命を変える1分』が終わってしまい、毎週楽しみにしていた上質のNHKドラマ『DOC あすへのカルテ』も最終回を迎えた。『DOC』は伊本国でも好評だったらしく、すでにシーズン2の放送が終わり、シーズン3の制作も始まっているとか。日本では9月に続きがあるんだそうだ。

 今の楽しみは、『ストーブリーグ』以来ファンになって見たくてうずうずしていたナムグン・ミンの最新ドラマ『黒い太陽 コードネーム・アムネシア』が始まるのと、イ・ビョンフン監督『馬医』全50話がスタートすること。イ・ビョンフンは『トンイ』全60話に始まり、『宮廷女官チャングムの誓い』『ホジュン 宮廷医官への道』『オクニョ 運命の女』とハマり続けて、長編5作目の視聴になる。中でも『ホジュン』は、2013年にリメイクされた『ホジュン〜伝説の心医』を今も見続けるほど鷲掴みにされているのだ。

 もうひとつドラマといえば、『コウラン伝 始皇帝の母』が格別の楽しみを与えてくれていることも告白しなければならない。2018年に大ヒットした『エイラク 紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃』のスタッフとキャストが大集結したという中国大長編歴史ドラマ、全62話。さすがにエイラクのキレのある面白さには及ばないが、同じ主人公コンビに、見覚えのある顔がまったく違う役柄で絡むゆえの妙な楽しみ方ができる。だってあの明玉ちゃんが、コウランを助ける明敏な女医として出てくるんですからこれはたまらんですねえ。