スープジャー生活

 スタートが2020年の1月だから、スープジャー生活も2年めの半ばを過ぎた。

 THERMOSのホームページでレシピを担当しているお弁当研究家・野上優佳子さんの『スープジャーで楽するお弁当生活』を見ながら、最初のジャー選びも楽しかったし、毎日の調理は何よりの刺激になった。調理といっても野菜を刻んで鍋に放り込むくらいなのだが、ぽんこつ隠居に新しい日課がひとつできたのである。

 最初は自分の朝食用だったのが、今は奥さんと2人分のお昼になった以外、レシピはほとんど変わらない。白菜、玉ねぎ、茸、豆腐、卵に、にんべんの白だしGOLD。隠し味に業務スーパーで人気の「姜葱醤」ジャンツォンジャンを使う。病院の数値も少しずつ改善しているようなので、体に悪いものではないのだろう。

 ところが昨日、さらに進化した「ハーバード式 命の野菜スープ」というのを知ってしまった。野菜のゆで汁には生野菜の10倍の抗酸化力があるとのことで、がん予防、認知症予防、ダイエット効果、生活習慣病予防、動脈硬化予防、骨の老化予防、ストレス緩和、便秘改善と、あらゆる効能が並んでいる。

 こちらは野菜と水だけで味付けは一切しない。うーむ、さっそく明日からキャベツと玉ねぎと人参を使って試みることにしよう。ちょうどNHKの「がってん」でキクラゲ讃歌をやっていたので、これも加えることにする。お通じにとてもよいそうだ。

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 調味料ゼロの野菜スープは、思ったより癖もなく飲みやすかった。しかし残った野菜はいたって不味い。けっこうな量があるので捨てるわけにもいかず、これをいつものスープジャーに利用することにして、2日続けると奥さんがお通じがいいと言い出す。そういえば隠居も、作ったその日からいつもと違う感じがしていたのだ。

 キクラゲをもどすのに15分、野菜を煮込むのに20分、と時間は倍ほどかかるが、基本はスープジャーと変わらないので、これなら続けていけそうだ。健康はもちろん、ダイエット効果も期待したいところである。

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 しかし、8月の検診結果は思ったよりよろしくなく、厳しい残暑の中の熱々スープは勘弁してほしいという訴えもあって、ただいま野菜スープは開店休業状態である。淡路島の玉ねぎスープを取り寄せて味はよくなっているのだが、難しいもんだなあ。

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 といった倦怠期を乗り越えて、スープジャーは今も、というより寒くなった今だからこそ、もとどおり健在である。気分を変えて液体みそに挑戦したり、残りご飯がオートミールになったりしながら、まもなく3年めを迎えようとしている。オートミールの整腸効果はてきめんで、ダイエットの大きな助けにもなっているようだ。